Upfare:Mar 1. 2025Address:富山県南砺市上梨678番地Instagram:@sansyouraku_sakeWeb:https://www.sansyouraku.jp/index.html
日本の原風景が色濃く残る場所。世界遺産にも登録された合掌造りの集落が点在する五箇山は、訪れる人を温かく迎え入れてくれる、どこか懐かしい空気が漂う場所。急峻な山々に囲まれたこの地は、古くから酒造りが盛んな土地柄でもある。清らかな水、豊かな自然、そして何よりも、この土地で生きる人々の情熱が、ここでしか生まれない唯一無二の酒を育んできた。今回訪れたのは、140年以上の歴史を誇る「三笑楽酒造」。
「三笑楽」という名前の由来は、「良い酒を酌み交わし、三度笑う」という言葉からきているという。その名の通り「お酒を笑って、楽しく飲んでいただきたい」という願いが込められている。
五箇山の豊かな自然に育まれた、三笑楽酒造の酒。杜氏の山崎英博さんは、その想いを丁寧に語ってくれました。「まずは、地元の方々にゆっくりと味わっていただきたい」その言葉には、140年以上続く酒蔵の歴史と、酒造りへの深い愛情が込められています。とはいえ、時代は常に変化するもの。首都圏や世界にも目を向け、五箇山の酒をより多くの方に知ってほしいという想いも持ち合わせています。「私たちの仕事は、次の世代へ繋いでいくこと。良い酒を造ることはもちろん、どこで、誰が、どのように造っているかも大切にしています。」五箇山の自然、昔ながらの製法。手間暇を惜しまない、本物の酒造り。「海外で売れるからといって、安易に味を変えるつもりはありません」。流行の味を追うのではなく、五箇山の風土が育んだこの味で勝負します。食中酒として、世界中で親しまれている日本酒。五箇山から世界へ、日本酒の魅力を伝えていきたい。山崎杜氏の酒には、五箇山の自然と、職人の技術と情熱が確かに込められています。ぜひ、三笑楽酒造の酒を味わってみてください。その一杯は、きっとあなたの心を豊かにしてくれるでしょう。